今年も9月に1週間の夏休みを取り、初アジアの台湾旅行に行って来ました。初日は土砂降りの雨で、MRT雙連站近くの台北のホテルから士林夜市に出て行くのがやっとでした。2日目からは雨が降ったり止んだりの天気で、少し安心しました。2日目は故宮博物院と淡水、3日目は九[イ分]、4日目からは現地の観光ツアーを利用し、飛行機(プロペラ機!)で花蓮空港まで移動し、太魯閣(タロコ)峡谷を観光したあと、七星潭で海を見て花蓮に1泊しました。5日目はツアーのミニバンで花東海岸公路を太平洋沿いに北回帰線を越えて台東縣の三仙台まで南下した後、花東縦貫公路を通って花蓮に戻り、飛行機で台北に帰りました。6日目は基隆観光、7日目は台北でmixi友達と会って台湾大学などへ行って来ました。
台湾の印象ですが、まず台北の繁華街は日本より街並みが古くて汚く田舎です。といっても信義區などはビルも綺麗で新しく高級感があり、棲み分けが出来ているのかなとも思いました。若い人もお年寄りも活気があり親切で、悪人もいるんだろうけど何だかとぼけたいい加減さが憎めない印象でした。交通マナーは最悪だけどゴミは落ちていないなど、社会のルールが日本と異なり、何か問題が起きたら自分の身は自分で守らなければならないのが気にかかります。食べ物は、魯肉飯1杯が20元(70から80円)など屋台や庶民的な店が大変安くて美味しいです。果物のジュースやかき氷も日本よりずっと美味しく木瓜牛[女乃](パパイヤミルク)や芒果冰(マンゴー氷)などがお勧めです。臭豆腐も美味しいので是非挑戦してください。街のあちこちにある誠品書店は本の品揃えも豊富で、子供向けの注音ルビ付きの本などは文字や装丁もかわいらしく、中国語の勉強にも使えそうです。
台湾での日本語の露出度には驚かされます。セブンイレブンやファミリーマートが至る所にあり、半分以上日本語がそのまま表示された商品がずらりと並びます。日本語が入っている方が売れるのかもしれません。店の看板にもマッサー「ヅ」など微妙に怪しい日本語が溢れています。「の」は「的」の代わりに頻繁に見かけますが、[de]と読むとのことで中国語化してしまったようです。日本は人気があるのでしょうが、流行れば簡体字も受け入れてしまうのではないかと何でもありな印象です。
台湾の自然は、海も山も日本より雄大です。あまりリゾート化されていない分、やや観光には不便です。軍事施設と隣り合わせというのも原因の1つでしょう。素人的な観光商売はいただけませんが、東海岸や内陸の山には素晴らしい景色が多く残されており、"Ila Formosa"(美麗島)の名に相応しい自然でした。
[追記]
旅行中、台北では陳水扁に反対する「倒扁」の集会(倒扁靜坐)が連日報道されていました。15日には總統府を囲むデモ(圍城)があり、16日には陳水扁を支持する「挺扁」の集会が行われていました。 「倒扁」の人達は赤いTシャツに赤い鉢巻、「挺扁」の人達は緑のTシャツを着ているのですぐ分かります。 台湾のTVはあからさまにどちらかを支持する報道が多く(特に赤系)、チャンネルを見比べると面白いですが、煽り報道にやや食傷気味でした。 13日には、陳水扁の国名「台湾」での国連加盟申請がありましたが、ニュースでは「倒扁靜坐」ばかり報道し、ほとんどかき消されていました。 15日に重慶南路で「圍城」に遭遇し、デモ行進にしばらくついて行きました。赤い人達も多くはお祭り気分で、食事を摂ったり休んだりしつつ「阿扁下台!」と叫んでいる様は壮観ながら、いま一つ政治色が感じられず面白い光景でした。
不思議の「国」台湾には見どころが沢山あります。国際情勢的には大変な状況ですが、台湾のよさは今後台湾人自らが見つけ、開拓していく必要があるのではないでしょうか。デモ報道はほどほどに。
今回の旅行写真については、こちらに未整理のまま置いてあります。
いくつか整理したものをFlickrにまとめました。過去の旅行写真もあります。

